もう1年以上更新してなかった
これが毎回の入りのセリフになるかもしれない
まぁいいや
あの、この記事は主に宣伝なんですが
今アート空き家 二人 のNITO03にて展示中の作品について書きます。
展示概要お先に失礼
NITO03
会期 2020年10月23日 - 11月23日
会期中の 金、土、日、月、祝日のみ営業
11時 - 19時
WEB nito20.com
スペース概要
名称 アート/ 空家 二人
所在地 東京都大田区蒲田3丁目10−17
京浜急行 梅屋敷駅 徒歩6分 京急蒲田駅 徒歩8分 JR・東急 蒲田駅 東口 徒歩13 分
※道幅が狭いため、車でお越しの際は近くに 駐車お願いいたします。
連絡先 letter@nito20.com
自分へのメモ程度なので、これが作品の解釈とならぬよう願います。
作品に対するコンセプトは毎回あるが、
感覚で作ってるところもあって、全てを言語化したり、理論化できるなら、作品を作る意味などないのです。
まぁ、作品を作る意味って何かというところは、
自分は、見たいけど見たことないもん作る
スタンスなので、
分かるやつには分かるかも知んないけど、
分からんやつに分かって欲しいって気持ちはないし、分からんやつにも作品の解釈はさまざまで、私の作品においては、個人の主観で見てくださいってかんじ。
で、本題なんだけど、
NITO03の展示で出してる今回の作品、新作3点です。作品のルックスは、ウェブ写真が公開になれば、何かしらのsnsで挙げると思うんだけど、ここでは、作品のタイトルと、それぞれに対する思いを書きます。
以下、ひとつめです
タイトル
『End Role Rotation(study#1)
月へ行かないための準備』
"慌てないで確かめて
見えなくてもどこへ向かうのか"
某有名人に向けたアンチです。
もうこれ言えば、タイトル見て想像はつくかなと思うけど、
今回の3作品の中で、一番最初に思いついたアイデアの根元がこの作品です。
会ったこともない人に、いきなりくじ引きをしろと言われても、私はそのくじを引けません。
当たったところで、その景品を喜ぶこともありません。誰にでもチャンスがあるのだから、やったもん勝ちだと言われても、私はそれを選択しない。
頑固なのかもしれません。
玉がでないくじを回して、その音を聞いて自分を見つめている方が、月に行くよりもずっと、今の自分には必要なことです。
以下二つめです。
『End Role Rotation(study#2)
振り回された時の対処』
"老いたシワシワのスマホ置いて
机上の石を噛み砕く"
sns上で作品を見るたび、何が評価軸なのかがブレて、信じているものが、飽和される時がある。絵は、画面で見ることはできるのか。見ると言うことは、目を使って見ることではない。1度身体全体に染み渡るように取り入れることを、オンラインでする術を私はまだ身につけていない。絵具は、絵具の存在そのものが、美しいことを理由に、私は一度、キャンバスに絵を描くことに絶望した。
世の中に、大量に現れる絵が、良い絵が、光にも影にも存在していて、行く手を阻まれ、このまま大人になることを、恐れた。
自分の思想が広がるたびに、他人に振り回されていく感覚になっていた。
バッドに入るだけなので、私はもう一度、使い慣れた素材と、キャンバスと、他人と自分の関係を、向き合ってみることにした。
幼い頃、祖父母の家に行くと、チラシを渡されて、その裏に色鉛筆やクレヨンで絵を描いていた。色鉛筆を削る時の匂いや、色のついた紙に乗せる筆致の感覚を未だに鮮明に覚えている。
以下三つめです。
『End Role Rotation(study#3)
植木屋の1年』
"周り登りリズム刻む太鼓
ひらひら歩きランウェイ"
去年の11月から、植木屋をはじめた。
まだまだぺーぺーだが、木に登って剪定させてもらったり、泥んこになって穴掘ったり、竹垣を作ったり、石を運んだり、草を抜き落ち葉を掃除したり、植物を植えたり、または引っこ抜いたりして、太陽と共に仕事をしている。
木に登って剪定するとき、周りながらリズム良く切っていく、時に、力を入れて、時に、力をぬいて身体をくねらせて、切った枝が葉っぱを翼にして地上に降りていく。
この仕事を始める前に、
庭は、絵画や彫刻のような作品であるとおもう。またそれとは違って、動いたり成長したりする育てる感覚があることに興味があり、関わりたい
とか面接で言った。
いまは、考え方がちょっと変わった。
成長したり切ったり抜いたりして、育てるまたは奪うことに、手を加えることで、思い通りに行くとは限らないし、答えはないし、手を加えた分、形を変えて、返ってくることだ。
それが、回転して、多面的な会話になっていくことだ。
それは庭も、作品も、人間関係も、同じであり、いわゆる、コミュニケーションなんだろうと思う。
とここまできて、全ての作品のタイトルが、めちゃくちゃ長いことも、言葉を寄せておこうと思う。
『End Role Rotation
エンドロールのローテーション、終わりを繰り返すこと
(study)は習作、練習、試行錯誤
サブタイトル、は、三つめのものなら植木屋の1年
とセリフ、三つめのものなら
"周り登りリズム刻む太鼓
ひらひら歩きランウェイ"
セリフは、それを作っているときに降りてきた言葉を紡いだ。
最近わけのわからない 言葉たち
が、脳に降ってくることがある。
この不思議な現象の原因は未だ不明だ。